アヤタカな介護日記

タカちゃんの介護の日々を書いてみました

バリアフリーの環境を求めて引っ越し

 


たかちゃんがパーキンソン病と診断され約5年が過ぎました。

当時の住まいは築35年の団地で3階の部屋でした。もちろんエレベーターはありません。

今は何とか杖をついて階段を上ることができても、近い将来難しくなる可能性大です。

そこであやちゃんはバリアフリー住宅の必要性を考えます。

エレベーターがあって段差がなく車椅子の生活になっても大丈夫な住宅!

お金があればそんな理想的な住宅を建てることができるかもしれませんが、母子家庭でそこまでの貯金は出来ませんでした。しかもあやちゃんは契約社員、ローンも組めません!

そんな時あやちゃんは個配の仕事で新しい市営住宅がバンバン立っている地域に注目しました。新しい市営住宅に住んでいるお客様の家に何度も配達していたので、間取りやバリアフリー度は理想的なのは知っていました。

そこで横浜市のニュースペーパーをこまめにチェックし、区役所に市営住宅の職員が出張相談に来ることを知りました。

早速、たかちゃんと一緒に相談窓口に!難病で将来的に今の住宅に住むことが難しいことを伝え、どのようにしたら市営住宅に入れるかを聞きました。丁寧に必要書類等の説明を受けたりしました。最後に引っ越しの準備を進めるようにも言われたことがとても印象的になりました。なぜなら市営住宅は抽選で当選しないと住む事はできないのに、もう引っ越しの準備をしてくださいって言うのはおかしいなぁと思いながら帰りました。

そしていよいよ抽選日!抽選会場に行きました。

商店街の福引でよく見かけるガラガラを回して、出てきたボールの数字が当選番号になっています。抽選中盤で驚くことに私たちの番号のボールが出てきました。当選したのです。しかもはじめての応募で!あやちゃんは思いました。きっと相談窓口に行ったから当選したのだと!

 

こうして新築の市営住宅に引っ越すことができました。しかもお部屋は1階です。

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ダイニングテーブルセットはキャスター付きの椅子があるものを選びました。

なぜならたかちゃんが車椅子生活になるいっぽ手前に活躍すると思ったから!