たかちゃん(母)は転倒事故で大怪我を負い、頭の手術をしてから、こちらの世界になかなか戻って来ません。話しかけても返事はなく、焦点もあいません。
寝ているか、大きな口を開けて天井を見ているかの毎日です。
2、3ヶ月過ぎてもこのような状態。意識を取り戻してもパーキンソン病のうえ、寝たきりで廃用症候群となり、以前のように杖をついて歩くことは難しいでしょう。
あやちゃんは2人姉妹。姉である長女と、たかちゃんの今後のことについて話し合いました。
姉は早くに結婚して子供が1人います。旦那さんの両親と2世帯住宅で暮らしています。
しかも、そこで家族ぐるみで自営業の仕事をしています。
そんな姉が言った事は「お姉ちゃんは面倒を見れないから、退院したら施設に入れるのがいいと思う」と言うことでした。
それを聞いてあやちゃんは複雑な気持ちでした。
たかちゃんは57歳!これから先の人生、ずっと施設の中で暮らすのかと思うと胸が痛くなります。
けど、自宅に戻してもあやちゃん以外面倒を見れる人はいません。
今は特別に治療している事はありません。いつまでもこの病院に入ることもできません。
そんな時、たかちゃんとあやちゃんのにとっての吉報が届くのです!