区役所からの電話で父の訃報を初めて知ったあやちゃんのつづきです。
あやちゃんの家は、共働きの両親なのにいつもお金がない家でした。
なぜならば父が信販会社等から数カ所借金をしていたからです😵
たかちゃん(母)はいつも文句を言いながら、せっせと借金返済に頑張っていました😭
子供心になぜ離婚しないのか⁉️と、いつも思っていました😢
長女(姉)が結婚した数ヶ月後、ようやく離婚となりました。
あやちゃんが高校1年生の時に母子家庭となりましたが、もうお金の心配はしなくて良いと思い、精神的に楽になりました。
そんな父ではありますが、あやちゃんが幼い時よく「ここで、たこ八郎が亡くなった」と言って、真鶴の海に海水浴に連れて行ってくれました☺️
冗談の大好きな父の周りには、いつもたくさんの友人がいました。
なので、決して悪いだけの思い出ではありません😿
姉と話し合い父の最後、火葬に立ち会うことにしました。
火葬場の案内人が最後に「お父様のお顔を拝見しますか?」と聞かれましたが、姉もあやちゃんも最後の顔は見ないで送り出しました。
なんせ、ずっと父には会ったことがなかったので最後の最後に死に顔を見てしまうとトラウマになりそうで怖かったのです💦
そして骨壷に入れた父を粉骨にしてもらう為、葬儀会社へ行きました。
粉骨してもらっている間、あやちゃんたち姉妹は花束をむしっていました。
何故かと言うと、海洋葬をするためです。
海には花束のまま投げることができません😅なので、花びらだけをばらまきます。
みなとみらいの端っこの端っこから 葬儀会社の船でベイブリッジの下を通過して、湾を出たところでようやく散骨します。
あやちゃんにとって、初めての海洋葬です。
イメージとしては砂のように粉骨した骨を手のひらからパラパラとまくのかと思っていましたが、水に溶けるビニール袋に入った骨をポンと投げた感じでした😅
ドラマの見すぎだったのでしょうか?イメージが、、、💦と思いましたが、袋に入っていて大正解😉
海風が強すぎて手のひらからばらまいたら、自分たちの喪服に白い粉がついてしまいそう💦
そして最後に花びらを散らします。
波の渦に花びらが吸い込まれる様子はとても美しかったです。
ふと、海岸の方(多分、鶴見方面の海の公園)を見ると釣り🎣をしている人が何人か、いました。
あやちゃん達が海に投げ入れた骨が魚に食べられて、その魚を釣った人が魚を食べて
こうして命は循環していくんだなぁと思ったのです。
つづく