アヤタカな介護日記

タカちゃんの介護の日々を書いてみました

お別れは突然やってきた

日曜日の朝6時半に携帯電話が鳴りました。

 

まだ寝ていたのですぐに出れなく切れてしまい、すぐに自宅の電話が鳴りました。

直感的に昨日たかちゃん(母)が入院した病院からだとわかりました。

 

きっと、よろしくないことが起きたのだとも直感しました。

看護師さんから電話で「今朝方から呼吸と脈が弱くなってきています。今すぐどうと言う事は無いのですが娘さん病院に来られますか?」との事でした。

 

激しく動揺をしました。

前日帰る時はややすっきりした表情で、薬で血圧を上げているとは言え100台で経過していたのでまさかこの時が来るとは予想できませんでした。

 

すぐに姉に電話してから病院へ向かいました。

たかちゃんの病室に入ると顔色が土黄色ぼくなっており、目はトロンとしていました。

 

すぐに状況が把握出来る程、危ない状況だということがわかりました。

 

看護師さんがモニターの数字の一番上が心拍数、1番下が呼吸数を表していると教えてくれました。

血圧はもう測れない状態だとのこと。

「昨夜は頑張っていましたが明方から徐々に今のような状態になってきました」とのこと。

 

静かに呼吸し、しばらくすると無呼吸となりそしてしばらくするとまた呼吸するを繰り返しています。 

 

アヤちゃんはたかちゃんが苦痛なく旅立とうとしているのか伝わってきて涙がボロボロと出てしまいます。

 

今まで何度も何度も危険な状況打破してきたたかちゃん!

今回もきっと回復すると信じていたのに! 今まで頑張ったね、、、もう少しで旅立てるよと思ったり、、、なんでこんなことになったの?と思ったり非常に心が揺れ動きました。

足が冷え症なタカちゃん、少しでもあったかくしてあげたくて手でさすり続けました。

 

時々「お母さんアヤコだよ!わかる?」と声かけをしました。

 

すると酸素マスクをしている口元がパクパクと動き、何かを言っていました。

 

「え!何?何って言っているの?」と繰り返し聞きましたが、何を言っているのかが分かりません!

 

しかし、何かを伝えたいと言うのは伝わりました。

 

そんなやりとりをしていると姉達夫婦が来ました。

 

一人一人たかちゃんに挨拶をし、病院に到着してから約1時間後に旅立ちました。

 

日曜日の雨降る10月15日朝7時53分

 

昨日の昼に急変し1泊2日の入院で旅立つなんて、、、こんなに突然、、、。

 

急変する前日まで口からご飯を食べ、いつもと変わることなく穏やかに過ごしていたのに、、、

要介護5の体になって20年間1度もオムツを取ることも叶わなかったけど、食べる事はできました。

 

辛かったね,お母さん、、、頑張ったね、お母さん、、、長かったね、お母さん、、、

 

もう自由だよ、、、どこだって行けるよ、、、

ありがとう、お母さん