アヤタカな介護日記

タカちゃんの介護の日々を書いてみました

複雑な思い

たかちゃん(母)が旅立った翌日、特養に行き荷物の整理を徐々に始めていました。

 

片付けをしていると職員、一人一人が訪室してお悔やみの言葉をかけてくれました。

 

そんな中、よく話す男性職員が救急搬送される前のたかちゃんの状態を教えてくれました。

 

夜勤帯(深夜3時)から様子がおかしく吸引を数回していた事。


朝食時も具合が悪そうで口に運んだものをすぐに出してしまう状態だった事。

 

「深夜帯から様子がおかしいと感じていた」と言ったのです。

 

あやちゃんはとてもびっくりしました。

何故ならば最初に電話してもらった時と緊急搬送されて付き添ってきたケアマネから聞いた話では、昼食前薬の時から急に様子がおかしくなったと聞いていたからです。

 

昼食前薬に訪室するまでは普段と変わらないで吸引もしていなかったと聞いていました。

つまり現場の職員はたかちゃんが深夜帯から様子がおかしいと分かっていたのに、連絡してきたケアマネはそのことを全く知らないであやちゃんに上記のような説明をしていたのです。

 

もし深夜帯から様子がおかしく吸引をしていたなら、いつもと違う❗️と慎重に観察していてくれれば、、、、。

朝食時も食べれる状態ではないと感じていたならもう少し全体状態をチェックしてくれていたなら、、、もっとお腹の状態をみてくれたなら、、、。

 

経管栄養を流さないで欲しかった。

今回たかちゃんは十二指腸閉塞が原因で胃の中のものが逆流して誤嚥性肺炎となり、呼吸不全が直接死因と死亡診断書に記載されています。

 

あくまでもアヤちゃんの予想ですが、早朝に十二指腸閉塞が発生し朝食を食べないため経管栄養(ペグから注入) 250 CC +水分200 CCを午前9時半ごろに注入されたため逆流し、午前11時半ごろ看護師の訪室で急変を確認(意識レベル低下・血圧測定不可)で循環不全状態に、だから救急外来に運ばれた時はショック状態となったのではかと考えてしまいました。

 

考えれば考えるほど複雑な思いに駆られました。

特養の看護師に十二指腸閉塞が予測する事は不可能に近い事でもあり、仕方がなかったんではないか?いやいやケアスタッフがおかしいと思っていたなら、もっと注意して見てくれていれば今回の事態は防げたのではないか?などなど、、、。

 

もしこの状態が家ならば、あやちゃんはたかちゃんの急変にすぐ気づくこともでき、すぐに主治医に連絡し対応できたんじゃないか⁉︎などなど、、、。

 

そもそも、あの施設に入れたのが1番の間違いだった、、、評判が良いからといってタカちゃんにとって最悪の結果となってしまったのではないか、、、施設に入れて半年もたたないうちに逝ってしまうなんて、、、逝ってしまう日が分かっていればまだまだ家で頑張れたのに、、、けど,在宅介護には限界もあり先が見えない中日々追われている生活に疲れきった自分もいたし、、、もう20年たかちゃん中心の生活に疲れていたのは自分であり、解放されたい思いもあったし、、、考えれば考えるほど複雑になるのです。

 

在宅介護中、何度か思ったことがあります。

朝起きたらたかちゃんが息をしていなく安らかな顔で旅立っていることを、、、全く苦しまず旅立つ事は理想でしかないんでしょうが、、、今回の事例がなくても、やっぱりこう複雑な思いをしたのかしら、、、。

 

今まで後悔したくないから沢山タカちゃんの為にしてきた事があるのでやり切った感はありますが、最後の見送り方は考えさせられました。

旅立つ前日まで過ごしてきた部屋には、もうタカちゃんはいません。