訪看さんの一言に考えさせられる
たかちゃん(母)はお正月に痙攣発作で緊急外来に受診しました。
その時の救急外来で抗痙攣薬💊を変えました。
しかし変更した抗痙攣薬(エクセグラン)は、単に痙攣発作を予防するだけの意味ではなかったのです😢
ドーパミンを分泌する細胞の保護・修正といった大事な作用もあったのです。
なのでエクセグランを全く内服しないことによってオフ状態となってしまった、たかちゃん!
いつもは3食ほぼ完食するのに、全くご飯が食べられなくなりました💦
最初は何で急に食べられなくなったのか全く分かりませんでしたが、神経内科医(往診医)にエクセグランはパーキンソン病のお薬としても用いられることを教えてもらいました。
今まで抗痙攣薬としては200ミリ内服していましたが、パーキンソン病のお薬としては50ミリの量でこと足りるそうです。
なので1月中旬よりエクセグランを50ミリ内服し始めました。
なのに食べる意思はあるのですが、なかなか口が動きません😢
1月下旬にはエクセグランを100ミリに増量。
飲み込む事はできても咀嚼がまだうまくいきません!
なのでむせ込むことが多く見られました😢
せっかく3食用意しても1日1食、食べられれば良い具合です。
なので介護するあやちゃんのモチベーションも下がります
けど、食べることの好きなたかちゃん😢
食べ物を口に運ぶと口を開けます。
意思の疎通は難しくても食べたい気持ちは伝わってきます。
2月上旬メネシット(ドーパミン)の増量もしてみました。
しかし、飲み込むときにむせ込みます。
そんな状態だったので訪看さんは週3日食事の時間に来てくれ食事訓練をしてくれました
なかなか上手くいかない状態に訪看さんは「たか子さんにとって食べることが幸せなのでしょうか?」と言われました。
これを言われた時あやちゃんは内心動揺していました。
確かにむせ込んで鼻水が出たり涙目になったり苦しいこともあります。
家族が諦めれば、もう食事をする事はないでしょう。
ぶっちゃけペグ(胃瘻)があるんだから最初からエンシュアを流せば楽ちんだし、食事の準備もしなくて済みます。
けど何度も一時的に食事を食べられなくなっても、奇跡の回復で食べられる事が繰り返されてきたのです。
そして長年たかちゃんをサポートしてきたヘルパーさん達も諦めてはいませんでした。
2月下旬エクセグランを150ミリに増量⬆️
これがビンゴでした✌️
増量してから1週間位から3食、食べられるようになり今でもほぼ食べられています☺️
たかちゃんにとって食べる事はただの栄養補給だけではありません!
ヘルパーさんに食事介助🍽をしてもらい、外出する時も外食ができます。
食事を通して多くの人と関わり、さらには社会とも関わる事ができます。
長時間寝たきり状態ではありますが、食事を通してたかちゃんの世界が広がっているのです。